玄関で出迎えてくれたのは、『 死臭、人糞、1000匹以上のゴキブリたち 』でした。特殊清掃員が、現場を通じて「人間の生と死」の本質に迫る実録ストーリー。どこもかしこも、部屋という部屋はすべてがゴミだらけ。しかし、そんな中、唯一、ゴミがない部屋を発見する。そこには、奥様に先立たれたご主人の、つらく切ない想いが隠されていた。ゴミ屋敷とは、ふだん入ることが許されない「禁断の空間」なのです。 ✔️ 頭に降ってくるねずみの糞、 ✔️ 1000匹以上のゴキブリパーティー、 ✔️ 5~10年前のゴミがつみあがったゴミ山、 ✔️ 亡くなった住人の体液と死臭 ✔️ 溶けたハムと中身の無い生たまご、 ✔️ どろどろに溶けた野菜が織り成す天然発酵スムージー、 ✔️ 便器の中につっこまれたナゾの釣り用ルアー、 ✔️ 床にこびりついた人糞、 ✔️ 人の体液と思われるヌルヌルとした液体、 ✔️ 女優の写真と木箱に入った陰毛セット、 ✔️ おそらく鼻クソだと思われる物を永遠に貼り付けている日付入りノート…(どこもかしこも、部屋という部屋はすべてがゴミだらけ。しかし、そんな中、唯一、ゴミがない部屋を発見する。そこには、奥様に先立たれた住人の切ない想いが隠されていた。特殊清掃員が現場を通じて、「人間の生と死」の本質に迫るノンフィクションストーリーです。)私はいわゆる「ゴミ屋敷」と言われる物件を片付ける仕事をしております。コロナ不況が叫ばれてる中、こんなコロナ禍でも実は密かに業績を上げている業界でもあります。最近は、ありがたいことに依頼の数も増えてきて、忙しくしているのですが、人手が足りず、ちょっとお疲れモードだったりもします。もし、あなたが副業を考えているのであれば、この業界で働くのもひとつの手かもしれません。いまや社会問題化したゴミ屋敷。さて、あなたは、ゴミ屋敷の片付けについてどの様なイメージをお持ちですか? よくテレビで放送している「大迷惑!ゴミ屋敷の住人!」みたいなイメージでしょうか。 昨今の不景気、高齢化に伴い孤独死や自宅での自殺の報道も多くなった様な気がします。 ゴミ屋敷にも様々な物件がありまして、どの物件からお話ししたら良いのか迷いました。今回は、私が作業したゴミ屋敷の中でも一番ゴミが多かった物件 NO.1 のお話しです。なぜこの物件の話しをしようと思ったかと言うと、確かにゴミは今までで一番多かったのですが、この物件は「なぜここまでゴミが多くなったのか?」「どうやって暮らしていたのか?」「孤独死とは」、そして、何といっても将来誰もが迎える「死」について考えさせられたからです。私の推測も交えながらですが、住人の生活ぶり、清掃現場の状況をお伝えしながら、〝人間の生と死〟について見つめてみようと思います。ウラ副業3.0『事故物件そうじ』【ゴミ屋敷】【事故物件】【孤独死】【自殺現場】【殺人事件】【かたずけ】【副業】心臓の弱い方は閲覧注意デス! ✔️ 危険な副収入 ✔️ ウラ副業の暴露本 ✔️ 借金地獄・離婚・夜逃げ ✔️ 首吊り自殺・孤独死・殺人 ✔️ 腐乱死体・意識不明 ✔️ 一家離散・自己破産 ✔️ ホームレス・・・etcコロナ不況、コロナ失業、40歳からの転職、副業解禁といわれる昨今ですが、こんなコロナ禍でも業績を伸ばしている業界もあります。巣ごもりの需要で、代行サービスの需要が急激に伸びたのです。特に、特に利用者が多いのは、「買い物代行」。次に「ゴミ屋敷清掃」です。以前と比べ、利用率が2~3倍に激増しているといいます。コロナの自宅待機時間が増えた事で、片付けブームが起こったのです。。時間が取れた今のうちに整理しておこう、実家の遺品や片付けを終わらせておきたい、不動産を売りたいなど・・・そんなこんなで「ゴミ屋敷清掃」の依頼が急増しました。特殊な仕事なので、やりたがらない人がほとんどですが、だからこそチャンスもあります。「おくりびと」という映画が話題になりましたが、私達の仕事も同様です。部屋を片付けることで「故人の最期」を見送る仕事です。人間は必ず死にまず。そして、この仕事は、誰かがやらなければならない仕事です。この本を読んだら、あなたもゴミ屋敷に対する認識が変わるかもしれません。■目次【はじめに】 【第一章】1日目:ゴキブリと死臭と床にこびりついた人糞 ◎ 玄関で出迎えてくれたのは1000匹以上のゴキブリパーティー ◎ 過去5~10年以上のゴミの山 ◎ 亡くなった住人の体液と死臭 ◎ ゴミ山に囲まれて、住人はどんな生活をしていたのか ◎ なぜゴミを溜めるようになったのか?その真相は…【第二章】2日目:冷蔵庫、洗面所、風呂場、便所…初期の生活ぶりが見え始める ◎ ネズミ達の楽園・ネズミーランドへようこそ ◎ 台所の排水溝からはなたれる汚臭 ◎ 溶けたハム、中身の無い生玉子 ◎ 浴槽に放置した水にわいたボウフラちゃんたち ◎ 便器の中には釣りのルアー、運動靴、パンツ、紙のチラシが【第三章】3日目:掃除しながら泣いてしまいました ◎ 女性のものと思われる生活用品を発見 ◎ よっしゃ!残りあと1.5部屋! ◎ 絶体絶命か…ラスボス「大関」との死闘 ◎ なぜ?ゴミがない部屋を発見 ◎ お二人の想いをのせて【第4章】ゴミ屋敷の掃除代行の仕事でみえる、人間の生き死に ◎ ゴールからスタートへ巻き戻す仕事 ◎ 奥様に先立たれたご主人の想い ◎ つらい思い出を封じ込めるためのゴミだった ◎「孤独死」に見る、人生の無常さ ◎ いよいよ業務完了【おわりに】